湿度計は空間の中の湿度を測定するものであり、これまではあまり重要視されていなかったものですが、近年ではその湿度が大きく変化してしまうことが多く、また様々な体調不良を引き起こす原因となることも多いため非常に重要視される傾向が強くなっています。
特に小さい子供や高齢者がいる部屋では湿度の管理を怠ると重篤な症状を発症してしまうことも多いため、一般の部屋でも近年では設置をしていることが多いのです。これは除湿機や加湿器の普及とも大きな関係があります。近年では湿度を制御するために除湿機や加湿器を使用することが非常に多くなりました。しかし、これらを使用していると過剰にその効果を発揮してしまうことも多く、夏なのに乾燥させすぎてしまい喉を痛めてしまったり、冬場は湿度が高すぎて結露やその他の悪影響を引き起こしてしまうこともあるため注意が必要です。
ただしこれらを適切に制御するためにいちいち人手でその調節を行っているのでは非常に作業が煩雑になります。保育所や高齢者施設等では多くの人の様々なケアを少人数の担当者が行わなければならないため、十分に管理が行き届かないことが少なくありません。そのような時にこれらの機器と湿度計センサーを連動して、空調を自動的に制御する方法が近年広く行われているのです。
湿度計センサーは一定の範囲を超えた場合にその情報を外部に送信することができるので、これを受けた空調設備が正常な状態に戻すような動作をするように設計されています。湿度計センサーを利用した空調設備を取り付けることで、快適な空間を維持するとともに、その部屋の中にいる人々の安全性と快適性を守ることができるのです。