精密機器は高温多湿な環境に弱く、安全に保管するためには倉庫内の空気調和が大事です。

暑すぎてもいけませんし、冷機が入り過ぎる環境下でもいけません。パソコン部品や家電製品などは、他の製品に比べて一つ一つが高価です。自社で販売もしくは管理している精密機器が、突然の夏日や冷え込みで壊れてしまったら大きな損害になりかねませんので、庫内には空調設備とセンサー付きの温度計などを設置しておきましょう。センサー付きの温度計を取り付ける事で、現場スタッフが随時空気調和に気を配れます。

天気予報でも一応、外気温や湿度の情報は得られますが、テレビの天気予報番組での情報は地域全体を紹介するため、あまり参考にならないのが実情です。センサー付きの温度計が示す数値は、文字通り倉庫内のリアルな外気温となりますので信用に値します。アラーム機能がある温度計にすれば、設定した温度以上になった時点で警告音が鳴り響き、現場スタッフがいち早く対処出来るでしょう。

センサー付きの温度計の中には、リアルタイムで庫内の湿度や外気温を記録出来る製品があります。記録したデータは、一般的なパソコンやタブレット端末でチェック出来ます。どういった季節の時、更にはどういった時間帯に高温多湿な環境に至るのか、センサーによる客観的な日々の記録をチェックすれば、知りたい情報が的確に手に入るでしょう。得た統計データを基に、空調設備の自動調整機能を調節すれば、光熱費の節約にもなるでしょう。