毎日働きに行くオフィスは、場合によっては家より長い時間過ごす場所です。
そんなオフィス内での温度管理は、体調や健康に直結してくる大切な問題です。オフィス内が適温でない場合、快適に過ごすことができないので生産性にも支障が出てきます。誰もが快適に過ごせる温度というのは難しいですが、誰もが無理のない範囲で適温にと感じることができるような温度を心がけるのをおすすめします。オフィスでは室温度計を設置しましょう。暑すぎても寒すぎても体調を崩してしまうので、空調の設定温度だけで判断しないよう、室温度計の設置をおすすめします。
空調の位置によって温度差が出るので部屋の隅と中央付近の温度を測定するため、1箇所ではなく5箇所程度に設置するのが望ましいです。空調の設定温度を固定するのではなく、室温度計の室温が一定になるよう空調の設定を心がけましょう。室温時計の数値に大きなばらつきがある場合は、サーキュレーターなどを使用して室温がなるべく均等になるように気流を作ってください。
外回り等で暑い思いをされた場合も、冷やし過ぎると周囲や本人の身体にも良くないので、空調温度を下げるよりは卓上扇風機などで体温を下げるようにすることをおすすめします。外気温と5℃以上の差があると自律神経が乱れて、体調不良を起こす可能性があります。また適温とされた温度が少し寒い場合などでも個人で対応できるよう、ひざ掛けや羽織るものを用意しておきましょう。オフィス内での温度管理は体調管理にも直結するので、全員がそれぞれに合わせる意識を持って無理なく温度管理をしてください。