HACCPを活用することでのメリットはなにか

厚生労働省はHACCPの活用を進めています。

これは一つには行政機関が食品の安全のため何か問題があったら、書類が揃えてあるのでリスクを発見して、行政指導をしやすくするための手段ととらえることもできます。行政機関のメリットになることを、わざわざ経費をかけて行わなければならないのかという意見もあると思います。

食品の管理はこれまでは一部を採取して検査し商品として販売していました。現場では工程があり、手洗いや清潔の徹底など衛生管理をしてきましたが、それでは不十分ということではなく、HACCPは原材料の仕入れから商品を出荷するまでの工程を今まで行ってきた事を含めて、見える化をし、従業員に行ってもらうことで、業務の効率化を図りリスクの管理をすることにあります。

実際に業務の効率はどう図るかというと、従業員も含めて工程を記載することで、情報の均一が図られます。それだけで全体がどのように動いているのか把握でき部署どうしの連携や仕事の改善が生まれてきます。リスクの管理は問題のある製品が発覚したら、どこの工程に問題があったのか、発見することが素早くなり、改善をしやすくなります。リスク管理をマニュアルにすることで会社独自で行ってきたものも標準化され、わかり易いものになってきます。事務の手間も省け経費の削減にもなります。目的がばらばらでは何か働いて職員のモチベーションも違います。より良い製品を作りたいという思いはすべての社員が同じです。HACCPはこのようなことにメリットがあります。

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